英語の絵本をレッスンの中に取り入れようとしたとき、
絵本の内容がどれくらいの割合でレッスンを占めるのかを考えてみる。
その1 絵本自体がレッスンの主なテーマとなる
この場合レッスンの半分以上が絵本に関連してすすめられる。
その2 絵本は多読の一部となり、レッスンのいずれかの部分でことばを楽しむために
取り入れる。読み流したり、音読につなげていくためレッスンの1/4程度か。
その3 レッスンテーマを深めるために、それに関連している事象やキャラクターなどが
でてくる絵本を紹介する。一通り読んでおしまい、という程度。
その4 レッスン時間を調整するため、次の活動への”静”の時間としての絵本
その調整時間にもよるが、それほど時間はかけられず一通り読む、という感じ。
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絵本をとりいれる中で読み手が注意したいことは、
・絵本の中の”絵”を伝えているか。
・言語(英語)で伝えること、また教育的に伝えたいこと(これは母語の日本語で伝えてもよいと
される部分)の違いを認識しているか。
以上の2点を念頭において取り組んでいくと、こどもたちに与える影響は
ただ単に読むより、だいぶかわってくる。
また、絵本の目的によっては具体的に次のことも実践していくと
より教育的効果があがることが考えられる。
1 ストーリーの概要を日本語で軽く説明してから読み始める。
→英語の理解を助ける。集中力の持続、イマジネーション力が膨らむのをたすける。
2 読み手が出てくるものやことがらをよく調べてから聞き手(クラス)におろす。
→ こどもがもっている情報を読み手がこどもから聞き出し、先生から
新しい情報を得ることによって、絵本により興味をもったり、もっとしりたい、につながる
きっかけとなる。
3 絵本を読み終わった後のイマジネーションの拡大。
幼児・低学年= ストーリーの続きなどを絵に表現したり、最後の挿絵から想像できること、
などを表現させてみる
中・高学年= ストーリーの中にでてくる内容と現実を比較して、実際はどうか、など
調べ学習につなげていく。 ストーリーの中の英語を思いだして、ことば
で表現されていた部分を具体的なマップなどにして整理するなど。
絵本を読むときは作者を尊敬して、絵本の題名と作者名を毎回よみあげていくことが
すすめられているそうだ。(絵本勉強会にでるまでは私は作者部分をとばしていた。)
そうする姿勢で絵本に取り組むことにより、”作者がこの絵本の中で
どんなことを読み手に伝えたいか”ということを考えられるようになっていく。
そこまで掘り下げて絵本に向き合っていくと、自然とこどもの前で読んでいるときにも
そこを強調したり、作者の意図を伝えて読むことができるようになるようだ。
☆☆☆☆☆
私が日本の幼稚園で勤務をしていたときに、漢字の絵本を毎日カリキュラムの
日課の中で取り入れてた経験がる。漢字をキャラクターとして認識できる幼児独特の特性
をいかし、山の場所に”山”の漢字がかかれたり、山というカードを絵本を読む前に瞬間的に
みせたりする、絵本だけれども”ことばを楽しむための絵本”としてのものだった。
確かにこどもたちは文字にものすごい興味をもち、ストーリーなどもかなり記憶にすりこまれた
ようだった。また絵画制作などでもそのストーリーの中で好きな部分を描かせてみたり、、、
しかし、今そのときのことを思い出してみると、こどもたちの知識の拡大にはなったが、
いい絵本との出会いだったと果たしていえるだろうか、、、。
”むか~し、むかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。”
”お爺さん、お婆さん、山” ではなく、
山深い情景に小川が流れて小鳥がさえずり、桜がさいている、などといった情景が
あの子たちには見えていただろうか。今度あったら聞いてみよう。
ただ新たに感じるのが高学年などの児童のように現実的な活動が好きなこどもたちには
こういうのアリかな、と。山の絵にmountain、おばあさんの絵にgrand mother
ということばが書いてあるものを導入で紹介し ストーリーに入っていけば
、ストーリーの理解を助け、興味につながるのではないだろうか。
チャレンジできる強い精神を持っている子はいいのだが、中にはわからなくてつまづいてしまう
こどももいる。私が英語絵本を読む時は、絵本を開いたその後は
途中で日本語は入れたくないと考えている。
なぜならば、できるだけ英語の世界に引き込みたいと考えているからだ。
何はともあれ、英語の絵本を通してこどもたちには様々な世界に飛び込んでいって行ってほしい
と願うのであった。